AHTLETE

所属アスリート

PROFILE

Kadowaki Midori

所属
総務部 人材開発グループ
競技/種目
陸上競技/100m、200m
出身地
埼玉県さいたま市
出身校
埼玉県立蕨高等学校―東洋大学―筑波大学大学院
障がい
感音性難聴
学生時代の研究テーマ
・デフアスリートがトレーナーに対して持つイメージと意識について
・聴覚障害のある競技者とスポーツとの関わり―デフスポーツに対する意識変容過程に着目して―
メディア掲載履歴
・2024.07
NHK「○○特集」インタビュー出演
・2024.06
朝日新聞スポーツ欄「○○選手の挑戦」掲載
・2024.04
JAPAN SPORTS TV「ROAD TO デフリンピック」出演

STORY

生い立ちから現在

2歳で原因不明の “感⾳性難聴” と認定を受け、両⽿に補聴器を装⽤しています。 右⽿105dB、左⽿103dBと、補聴器が使えるギリギリの聴力レベルです。

障がいを抱えながらもインテグレーションして、小学校時代のほとんどをインドネシア(スラバヤ市)の日本人学校で過ごしました。帰国後、中学校の部活動から陸上競技を始めて大学時代にデフ※陸上競技の⽇本代表に選出されたことをきっかけに⼿話を身につけました。大学院修了後は、筑波技術大学で研究助手を2年務めていましたが、学生の時にバイトをしていたフィットネスクラブでのご縁で2019年に石川県に移住して2023年夏までの4年と少し、総合型福祉施設にて障がい者の就労支援、リハビリ、運動指導やスタジオでのグループプログラムを受け持っていました。

また、2017年のデフリンピックの代表落選後は、一般社団法人日本デフ陸上競技協会の理事(2017~2021年)、副会長(2021~2023年)を務め、デフ陸上競技を通じた社会貢献活動を行いました。

現在は2025年に東京で開催されるデフリンピックへの出場を⽬指して活動中。 当社の業務とトレーニングを並⾏しながら、外部講演やイベント出演などの啓発活動を積極的に⾏っています。

※デフ=聴覚障がいのこと
※デフリンピック=4年に一度のデフアスリートの世界最高峰の大会。1924年にフランスにて第1回大会が開かれ、100周年を迎える2025年の第25回大会は東京にて初の日本開催が予定されている。

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「きこえない世界での工夫」

デフ陸上競技の100m〜400mの種目ではスタートの合図を知らせるために、光刺激スタートシステム(通称:スタートランプ)を使用します。

これとは他にフライングを知らせる機器や800m以降の中距離競技種目のスタートを知らせる三脚式の機器もあります。

RESULT

大会実績

国内大会実績(デフ陸上)

内容
2020年 第17回日本デフ陸上競技選手権大会(東京)100m2位
2019年 2019ジャパンパラ陸上競技大会(岐阜)100m1位
第16回日本聴覚障害者陸上選手権大会(東京)100m5位、200m3位
2017年 第14回日本聴覚障害者陸上競技選手権大会(東京)100m4位、200m3位

国際大会実績

内容
2016年 第3回世界デフ陸上競技選手権大会 200m準決勝敗退、4×100mリレー5位
2015年 第8回アジア太平洋ろう者競技大会 100m1位、200m1位、4×100mリレー1位
2013年 第22回夏季デフリンピック競技大会 100m予選敗退、4×100mリレー6位

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