AHTLETE

所属アスリート

PROFILE

Kitadani Hiroto

所属
総務部労務グループ
競技/種目
陸上競技/棒高跳び
出身地
大阪府
出身校
大阪府立大塚高等学校 体育科―大阪体育大学 教育学部
障がい
感音性難聴
学生時代の研究テーマ
インクルーシブ社会の実現について

STORY

生い立ちから現在

周囲と比べて耳が聞こえにくいことを「悪いこと」だと感じていた幼少期。そんな時期もありましたが、体を動かすことがとにかく大好きで、運動を通して少しずつ自信をつけていきました。高校入学を機に、聴者の中で陸上競技に取り組むようになり、より高いレベルを目指すようになりました。

中学の体育の先生に憧れたことがきっかけで、高校から本格的に陸上競技を始めました。棒高跳びとの出会いは、顧問の先生の勧めによるもので、当初は乗り気ではなかったものの、練習を重ねる中でその魅力に引き込まれていきました。高校2年生の頃からはデフ陸上競技にも本格的に関わるようになり、競技の幅がさらに広がっていきました。

競技を続ける中で、障がいの有無は本質的には関係ないことを実感しています。一方で、デフリンピックの知名度がまだまだ低く、聴者との競技レベルに差があることも身をもって感じてきました。そうした環境の中で、人とのつながりの大切さにもあらためて気付かされました。

現在は、2025年に東京で開催されるデフリンピックで結果を出すことを目標に、競技と当社での業務を両立しながら日々トレーニングに励んでいます。将来的にはデフ陸上で世界記録を更新し、日本選手権への出場も視野に入れています。また、大学時代からインクルーシブ社会について学んできた経験を活かし、イベント出演や講演などを通じて、障がいのある方々に夢や希望を届けられる存在を目指しています。

RESULT

国内大会実績

国内大会実績(デフ陸上)

内容
2020年 第17回日本聴覚障害者陸上競技選手権大会 棒高跳び優勝 100m 2位
2022年 第19回日本聴覚障害者陸上競技選手権大会 棒高跳び優勝 大会新記録 日本記録樹立
2023年 第20回日本聴覚障害者陸上競技選手権大会 棒高跳び優勝

国際大会実績

内容
2022年 第24回夏季デフリンピック競技大会ブラジル2021 棒高跳 優勝
2024年 第5回世界デフ陸上競技選手権大会 台湾 棒高跳び 2位

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